夜、
家が静かになってから、
僕はスマホを手に取った。
調べるつもりなんて、
なかったはずなのに、
気づいたら、
検索していた。
「iPhone メッセージ 復元」
「消したメッセージ 見る方法」
見つからなければ、
それでいい。
そう思おうとしていた。
でも、
本当は違った。
何かが見つかることを、
どこかで覚悟していた。
妻は言っていた。
「心配なら、
何してくれてもいいよ」
その言葉が、
背中を押した。
怖かった。
でも、
目を背け続ける方が、
もっと怖かった。
僕は、
答えを探しに行った。
ここから先は、
もう、
戻れない道だった。

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